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濃縮・結晶プラント

化学工業における最終製品として、または工程中における物質分離、主製品精製の目的として結晶装置、濃縮装置を使用しています。当社はこの結晶、濃縮の分離精製技術に、水処理技術を前処理として組み合わせることでアプリケーションを飛躍的に広げることが出来ました。 硝酸アンモニウムを多く含有する廃液から前処理で不要な因子を除去し、濃縮を加える事でバイプロダクト原料を製造するプロセスも稼動しています。さらに、色々な廃液でバイプロダクト製品の製造を進めていきます。
この方式の弱点でも有った蒸気量に関しても、蒸気費用が高騰しているのを受けて多重効用方式、蒸発ベーパーを再利用するインジェクター方式やヒートポンプ方式を積極的に取り入れ経済性をUPさせています。

濃縮プラント

代表的な濃縮装置はF.F型となります。(FALLING−FILM Type、薄膜落下型)
熱交換チューブ内部に均一で薄膜に原液を落下させて、順流で蒸気を流します。沸騰した溶液は蒸発缶に送られて一気に蒸発して溶液の濃度が上がります。循環ポンプで蒸発缶内の濃度を均一にして、定期的且つ連続的に濃縮液を取り出すことが可能な濃縮装置です。


プラントデータ

硝酸アンモニウム濃縮プラント

原液量 :

1,500kg/hr (20℃)

濃度 :

原液 60% → 濃縮液 90%

濃縮液量 :

900kg/hr (90℃)

蒸気量 :

600kg/hr (0.5MPa)

濃縮缶仕様 :

φ500×2,000H (SUS316L)

FF型濃縮装置で処理される代表的な液は
硝酸アンモニウム、苛性ソーダ、リン酸、硫酸、塩酸、海水淡水化、黒液、有機物溶液



結晶プラント

連続結晶装置は大きく分けてF.C型とDPT型に分けられます。
FC型(FORCED−CRCULATION Type 、 強制循環型)
製造結晶粒度について特別な要求がなく結晶を析出させ遠心分離機などで脱水して得るものであれば良いケースに用いられます。
循環ポンプにて強制的に缶内スラリー液がポンプ、加熱器を通過し循環運転されるフローのため循環ポンプが粉砕源になり大粒径の結晶を得ることが出来ません。しかし、容易に経済性を重視して結晶を得る、最も一般的な方法で製品結晶を作るアプリケーション以外に最近では排水のゼロエミッションを目指す場合に欠かせない装置となっています。


プラントデータ

硫酸ナトリウム結晶プラント

原水量 :

6,000kg/hr

原水塩濃度 :

20%

結晶量 :

1,160kg/hr

蒸気量 :

5,400kg/hr

結晶缶仕様 :

φ2,600×4,500H (SUS316L)

FC型結晶装置で処理される代表的な結晶
塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、クエン酸、硫酸銅、
亜硫酸ソーダ、炭酸ソーダなど


D.T.B型結晶装置 (DRAFT−TUBE&BAFFLE Type)
FC型が結晶の製造のみを目的とする場合に使用されるのに対しDTB型は結晶を成長させ、できる限り大粒でしかも粒度分布の均一なものを得ようとする場合に使用されます。DTBとは缶内にドラフトチューブを設け、その中心下部にあるプロペラにて缶内スラリーは強制的に、均一な状態にて撹拌されます。ドラフトチューブの外側にあるバッフルは、結晶成長域とセットリング域とに仕切り、余剰核の除去の役割を果たしています。


DTB型結晶装置で処理される代表的な結晶
硫酸アンモニウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、硝酸ソーダ、塩素酸ソーダ、
硫酸ニッケル、ホウ酸、炭酸ソーダなど